ヴォイツェック

只今、電車が遅れていて遅刻しかけてます。



うわぁ・・・しゃれになんないよ～・・・(汗)









今日は大学の授業公演の稽古です。



「ヴォイツェック」とゆうのをやります。



なんと、西日本でこれをやるのは私たちが初めてなんです！たぶん！！

"おそらく"西日本初なんです！！

東の方では黒テントが以前公演されてたらしいんですが。



確実に"初"と言えないのが残念(笑)

でも、珍しい演目であることには違いありません。





もしかしたら、オペラとしてご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか？？

だいたい二百年くらい前のドイツの作家ゲオルグ・ビュヒナーの遺作です。



いや、遺作ってのもちょっと違うかな・・・

正確には、彼が残した未完成の原稿。それを彼の死後、編集したのが「ヴォイツェック」なのです。





この戯曲は未完成な分、他の作品には無い難しさがあります。

私の思う最大の問題点は、場面の順序が定まっていないこと。どの場面を頭に持ってくるかでかなり話の意味合い・・・とゆうか、主張したいことが変わってきます。



ヴォイツェックの孤独・貧困層の人々・軍隊とゆう殺人者を養成する機関・宗教問題・差別問題・・・様々な要素の含まれたこの作品。どれを主軸にするにしても、場面をパズルのように組み替える作業は必要です。



また、登場人物たちを分析するのもこりゃまた一苦労・・・。

主人公との関係が全くわからずいきなりポツンとその場面だけに出てくる人がいるんですよね～・・・

あと、チョコチョコ出てくるのに意味不明な人とか・・・



文学として読む際には気にならないような人物でも、実際に芝居として組み始めるととてつもなく気になってきます。









他にも、劇中歌の問題や、引用されている物語の問題が・・・

(特に二百年前の海外の歌を探すなんて専門的な研究者でもい